賃貸マンションとアパートの違いはどこ?どっちがいいか防音性と防犯性で比較!選び方は!?

私たちは、何気なく普段「マンション」「アパート」と言ったり聞いたりしますよね。

しかし、明確な違いを理解している人は意外と少ないのでは?と思います。

一般的には「アパートの方が家賃は安い」「賃貸マンションの方がしっかりしていそう」などといったイメージを持ちがちです。

結論、法律上のはっきりとした定義はありませんが、一般的には階数や構造、家賃などに違いがあります。

この記事では、

  • 賃貸マンションとアパートの違い
  • それぞれのメリットとデメリット
  • 防音性と防犯性から見てどちらがいいのか
  • 確実な選び方

上記の4つがわかります。

賃貸マンションとアパートの違いを把握できれば、自分に合った物件選びができ、自分や家族の満足度が上がるでしょう。

目次

1.賃貸マンションとアパートの違いって?メリットデメリットも紹介

実は、賃貸で借りる際の「マンション」「アパート」という呼び方には、法律上のはっきりとした定義がありません。

一つの建物の中に、2戸以上独立した住居が存在し、なおかつ廊下や階段などの共有する部分がある「共同住宅」とまとめられています。

賃貸マンションとアパートの一般的な違いを紹介していきますね。

階数構造家賃内装
マンション3階建て以上・鉄筋コンクリート造
・鉄骨造
・鉄骨鉄筋コンクリート造
高い傾向シンプル
アパート2階建て・軽量鉄骨造
・木造
安い傾向高級感

それぞれ構造部分や見た目、コストの面、仕様で明確な違いがあるため、各違いを把握しながら物件を選んでいくといいでしょう。

自分の生活にはどの面が合っているのかを照らし合わせることで、後悔のない物件選びができますよ。

それでは、賃貸マンションとアパートのメリットデメリットについて解説します。

1-1.賃貸マンション

マンションは、構造から見て耐震性や耐火性が高く、サービスやセキュリティ面でも年々進化し続けています。

メリットやデメリットについてまとめました。

メリット・耐震性、耐火性◯
・立地◯
・サービス◯
・セキュリティ◯
・バリアフリーが多い
・冷暖房の効率◯
・眺望◯
デメリット・管理費が高い
・駐車場代がかかる
・間取りや内装の制限

メリットの方が多い気がしてきますね。

サービスについては、フィットネスジムやラウンジ、コンシェルジュサービスなどが備えられたマンションもあります。

バリアフリーも充実しているところが多いので、小さなお子様や高齢の方でも渋ることなく行き来することができますよ。

一般的な「マンションはしっかりしている」というイメージは上記のようなメリットの多さからくるのでしょう。

しかし、管理費や修繕費が高かったりと、コスト面で考えると少々お高めに設定されているところが多い印象です。

どのメリットデメリットが、自分の生活に合致するかを明確に見極めることが重要ですよ。

1-2.アパート

アパートは、マンションに比べて設備の不安定さなどがありますが、現代はデメリットを改善させつつある物件が増えています。

メリット・家賃、管理費が安い
・通気性が良い(木造)
・住民と距離が近い
・物件が多く選びやすい
デメリット・設備が不安定
・防音性が低い
・耐震性が低い
・老朽化が早い

アパートはなんといっても、家賃がリーズナブルという点が特徴です。

階数が少ないことや管理人の常駐がないことから管理費を抑えられているため、低コストで済むというわけですね。

セキュリティ面では少々劣る物件が多いという点でもリーズナブルな理由の一つでしょう。

その分、気軽に引越しができるので、学生や一人暮らしの場合は物件を選びやすいかもしれませんね。

賃貸マンションでもアパートでも、自分の置かれている環境やスタイル、経済面も踏まえて考えていけるといいですよ。

2.賃貸マンションとアパートではどっちがいい?防音性と防犯性の比較

賃貸マンションかアパートか、実際のところどっちがいいのかはっきりしておきたいですよね。

どっちがいいのかは、自分の予算やライフスタイル、引っ越す目的などはもちろん、それぞれの構造が合っているかどうかも踏まえて選んでいくといいでしょう。

例えば、みなさん入居後に気になりやすい防犯性や防音性点から比較していくと、どっちがいいかの判断材料になるはずです。

2-1.防音性で比較

引用:ALSOK

入居後にトラブルを引き起こす原因となるのは、一番はダントツで騒音です。

賃貸マンションとアパートの防音性の比較は以下の通りです。

アパート防音性が低い
マンション防音性が高め

最も防音性が高いのは、鉄筋コンクリート造のマンションです。

引用:MUTE

鉄筋コンクリート造:D -50程度

引用:MUTE

鉄筋コンクリート造:L -50程度

日本建築学会によると、D -50は日常生活では問題なく生活ができるレベルという結果が出ています。

引用:日本建築学会

楽器の演奏や物の落下には注意するべきではありますが、日常的な会話、動作などについては心配ないとされており、十分な防音性を持つ環境ですよ。

しかし、アパートでも最近では防音性に優れた物件が増えているのが現状です。

壁の厚さや間取りも影響してくるので、心配であれば、間取り図を見ながらリビングが隣り合わないものを選ぶなど工夫をしていけば問題ありません。

賃貸マンションとアパートどちらにもおすすめの部屋位置は下記の通りです。

角部屋・左右の音を軽減
・玄関の前は通行人がいない
最上階・上の音を軽減
・エンジン音が届きにくい
1階・下の音を軽減
・自分の足音を気にせず済む

「防音性は劣るけど、本当はこのアパートが助かる」と引っ越しやすさを考えている場合は、部屋の位置選択を工夫してみてはいかがでしょうか。

2-2.防犯性で比較

防犯性では、施錠様式がオートロックやダブルロックなことが多く、高層階でベランダからの侵入を防げるという点でマンションが安全といえます。

マンションのように防犯性が高い物件でも、100%安全な物件と言い切れるわけではありません。

引用:ALSOK

住民の防犯意識の低さを利用して、無締りを狙って侵入を試みることが多いのです。

例えば、低層階であればベランダから侵入されたり、オートロックでも不正な侵入をされてしまったりする場合が考えられます。

そのため、賃貸マンションでもアパートでも、同じくらいの防犯対策をしておけば、どちらを選んだとしても問題ありません。

防犯対策は以下にまとめました。

  1. 入居時、鍵の交換がされているか確認
  2. 玄関先や郵便受けにフルネームを書かない
  3. 性別など把握されにくいカーテンの色にする
  4. 洗濯物を外から見えないようにする
  5. 補助錠をつける
  6. 防犯カメラの確認

挙げていくとキリがありませんが、ざっと簡単に確認ができてすぐに対策ができそうなものを挙げました。

賃貸マンションでもアパートでも、防犯対策を同じように行なっていたり、確認をしたりすることで、後々後悔をしない物件を見つけられることでしょう。

特に女性の一人暮らしの場合は、防犯面を最も重要視しながら選んでいけるといいのではないでしょうか。

3.賃貸マンションとアパートの選び方は?向いているのはどんな人?

賃貸マンションとアパートの選び方は、自身のライフスタイルや予算、立地条件など優先順位に合わせて絞りながら選んでいくといいでしょう。

引用:PRtimes

上記を見ると、入居後に後悔した割合はかなり多いです。

「こんなことに悩まされるなんて…話が違うじゃないか。」という状況に陥らないためにも、選び方をしっかりと把握しておくべきですね。

賃貸マンションとアパートそれぞれの特徴や構造から、自分の希望や最も優先したい条件と照らし合わせていくことが大切ですよ。

3-1.賃貸マンションが向いている人

賃貸マンション向きの人は以下の通りです。

  1. 地震や火事に強い作りの家で安心して暮らしたい
  2. 外や近隣住民の騒音が気になる
  3. 防犯面を徹底して安心したい
  4. 設備やサービスなど重要視したい
  5. 子どもの足音を気にせず子育てをしたい

賃貸マンションは設備などが整っている分、家賃や管理費、修繕費が高い傾向にあります。

自身の予算がどのくらいか、許容範囲内かを見極めながら検討していきましょう。

防音性の高い物件が多いので、子育て世帯は、気を遣わずにのびのびと子育てができ、自分たちのペースでストレスのない生活ができます。

悩みに悩んだら、ホームスナイパーの公式LINEでご気軽にご相談くださいね。24時間受け付けています。

「早急に相談したい!」という場合は電話でも構いません。AM 10:00〜PM7:00まで受け付けています。

3-2.アパートに向いている人は?

アパートに向いている人は以下の通りです。

  1. 家賃や管理費をとにかく安く抑えたい
  2. 多くの物件から探したい
  3. 外や近隣住民の音はそれほど気にならない
  4. 近隣住民とコミュニケーションを多く取りたい
  5. 転勤などが多く気軽に引っ越したい
  6. セキュリティに過度な不安がない

アパートは、物件が多いので、立地条件に合う物件を幅広く探し出すことができます。

多くの物件から、比較的自由に選んでいけるのもアパートの特徴です。

自身のさまざまな条件と照らし合わせやすいのも有利な点ですね。

一人暮らしや学生、単身赴任の場合に最も適しているかもしれません。

自身の条件やライフスタイル、予算などに迷いがあり、まずは物件をざっくりと探したいという場合もあると思います。

そんな時には一緒に一つずつ親身になって考えてくれる、ホームスナイパーにお任せしちゃいましょう!

お客様にとって何が一番の選び方か、希望条件に合うかを考えた上で賃貸マンションやアパート探しの手助けをしてくれますよ。

4.まとめ

  1. 法律上のはっきりとした定義はありませんが、一般的には階数や構造、家賃などに違いがある
  2. 賃貸マンションは、構造から見て耐震性や耐火性が高く、サービスやセキュリティ面でも年々進化し続けている
  3. アパートは、マンションに比べて設備の不安定さなどがありますが、現代はデメリットを改善させつつある物件が増えている
  4. どっちがいいのかは、自分の予算やライフスタイル、引っ越す目的や構造の違いが合っているかどうかも踏まえて選んでいくのがベスト
  5. アパートでも、間取り図を見ながらリビングが隣り合わないものを選ぶなど工夫をしていけば問題ない
  6. 防犯性では、施錠様式がオートロックやダブルロックなことが多く、高層階でベランダからの侵入を防げるという点で構造上はマンションが安全
  7. 賃貸マンションは、充実した設備や環境を徹底的に求めている場合に向いている
  8. アパートは、多くの物件から選択肢を得たい場合や、費用を抑えつつ気軽に引越ししたいと考えている場合に向いている

賃貸マンションとアパートでは、明確な違いがわかりにくいですよね。

家賃や設備の差はあるものの、現代ではアパートであっても整った物件が増えてきていますので、どっちがどうということではないのが正直なところです。

自分自身の環境やライフスタイル、予算や希望条件を絞った上で、マンションとアパートの特徴や特性を合わせて見ることが最も大切なことではないでしょうか。

それでもやはり、プロに手助けして欲しい、お任せしたいと思った場合は、悩んでいる段階でも早急に頼ってしまうのが賢い方法だと思います。

あなたにとって、後悔のない、快適な日々を送ることができる最高の物件が必ず見つかることでしょう。